
世界で最も美しいブルーと言われるチェレンコフ光。
荷電粒子が光の速度を超えたときに発せられる光の衝撃波だ。
全ての物質は光速を超えることは出来ないが、例えば水中では光の速度は遅くなる。
真空中を進む光の速度を100とすれば、水中での速度は75。
核反応や粒子加速器などによって加速された粒子は、この速度を超えることが可能である。
動画は、日本原子力研究所におけるNSRRの単一パルス運転の様子。
NSRRは、軽水炉の反応度事故を想定した実験炉で、原子炉をわざと不安定な状態にし、出力の挙動や核燃料の損傷具合などを調べる研究が行われている。
チェレンコフ放射は原子炉に限った現象ではないが、この世で最凶の有害物質によって発せられる光は、この世のものではないような底知れぬ美しさで、恐怖すら感じさせられる。